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昨年の暮れ、一泊二日で伊勢神宮へお礼参りに行ってきました。

伊勢神宮は前にいた会社の時代から何かとお世話になっています。

今から十数年前、スピリチュアルブームが到来したころ、シャスタに住むヒーラーさんのセミナーが伊勢であり、

それに参加するために単身乗り込んだのがきっかけでした(それまでにもプライベートで2~3回行ったことはありました)。

そこからご縁が始まり、伊勢神宮を撮り続けている女性写真家・稲田美織さんの書籍『水と森の聖地、伊勢神宮』という本が生まれました。

こちらの本、会社が倒産したため絶版になってしまいましたが、

小学館さんから同名タイトルで文庫として復活しました。

ちなみに、オリジナルのカバー写真は風日祈宮に続く風日祈宮橋(かざひのみのみやはし)ですが、

小学館さんのものは内宮のご正宮の写真になっています。

タイトルはほぼ一緒で(森と水の聖地、伊勢神宮→森と水の聖地 伊勢神宮)、タイトルのデザインも一緒なので、

一瞬、全く同じカバーなのかなと思いきや、違ってるんです。

自分でも最初は同じかと思いました(笑)。

 

この本がきっかけで伊勢神宮に何度か訪れ、神嘗祭や式年遷宮のためのお祀りなどでは貴重な体験もさせていただきました。

これでぐ~~と伊勢神宮が身近にかんじられるようになったんですね。

 

で、その後、人気ブロガー・伊勢白山道さんの『太陽と大自然の神々の地、伊勢』という本を出版。

伊勢白山道さんと一緒に伊勢の様々な地を巡り、さらに伊勢の魅力にとりつかれるようになりました。

これです。

カバーの写真は志摩國一之宮の伊射波(いざわ)神社の正面に広がる海。とても美しいところです。

 

その後は、賀集利樹さんの『賀集利樹の新ニッポン聖地紀行』という本でも伊勢を訪れました。

この時のカメラマンは本間寛さん。

この本では伊勢以外に出雲と熊野も訪れました。楽しい取材でした。

 

極めつけが松尾たいこさんの『わたしがみつけたもの~伊勢神宮125社をまわって~』です。

イラストレーター・松尾たいこさんの初の単独書籍となる記念すべき一冊。

伊勢神宮125社を全部まわって紹介しようというすんごい企画。

伊勢神宮って正式名称は「神宮」で、伊勢周辺に点在する125社の神社の総称なんです。

内宮や外宮のほかに別宮、摂社、末社、所管社などがわんさかあり、それらが全部で125社。

全部で4泊5日の取材日程でもかっつかつで、へとへとの取材でした。懐かしい。

それがこちら。

カバーのイラストは内宮にある第一別宮の荒祭宮です(遷宮前に取材したので現在は隣の敷地にご社殿が移っています)。

この本ももちろん絶版なんですが、僕の手元にまだ新品が何冊かありますので、購入希望の方がいらっしゃったらご連絡ください。

 

で、この本を出版した年の暮れになんと会社が倒産。

そこに救いの手を指し伸ばしてくれたのが小学館さん。

追加取材して再編集して『伊勢で幸せ開き』という本に生まれ変わりました。

松尾さんとはこの伊勢125社巡りをきっかけに、その後も出雲のガイドブック『出雲で幸せ結び』

古事記の神様をゆるキャラにしちゃった『古事記ゆる神様100図鑑』などが生まれました。

 

この間、プライベートでも何度か伊勢参拝はさせていただいて、

会社設立の際には会社名を風日祈宮(かざひのみのみや)からいただいて「かざひの文庫」としたりもしました。

とまあ、それくらい伊勢神宮にはおせわになっているので、

平成30年はかざひの文庫も5周年となるということもあり、お礼参りをしなければということで、行ってきたわけです。

 

行ってきたのは1月28日、29日の一泊二日。

朝7時東京発の新幹線に乗って、名古屋から近鉄の特急に乗り換えて伊勢市駅まで。

久しぶりに訪れた近鉄名古屋駅には天むすのお店が入ってました。迷わず購入。

新幹線でしっかり柿の葉寿司を食べたにもかかわらず、天むすの誘惑には勝てませんでした・・・。

天むすって名古屋発祥かと思ってたんですが、実は三重県の津が発祥だとはじめて知りました。

元祖天むすの千寿さんのホームページによると

和三十年代初めに天ぷら定食のお店をしていた初代 水谷ヨネが、
忙しくて昼食を作る暇もなかったため、せめて夫には栄養のあるものをと、
車エビの天ぷらを切っておむすびの中に入れ出したところ「意外とおいしい」と喜び、
いろいろと苦労を重ね味付け法を生み出し、天むすの誕生となりました。

とのこと。

へ~~~。

地雷也の天むすも好きなんですが、こっちのほうが素朴でおむすび感が満載。

朝から炭水化物とりまくりです。

東京から伊勢市までは乗り換え含めて3時間半くらいで着いちゃいます。

外宮のある伊勢市駅に着いたのは10時半くらいです。

伊勢神宮参拝は「外宮先拝」といって、外宮から先に参拝するのが昔からの習わしとなっています。

久しぶりの伊勢神宮。

前回来たのは『「生まれ変わる」極意』の著者・宮本辰彦さんと一緒に行った椿大神社の滝修業の翌日だったので、

一昨年(平成28年/2016年)の5月以来。

こちらは滝に打たれた翌日の椿大神社の奥宮登拝のときのもの。へとへと。

 

今さらですが、外宮の説明をしておくと・・・。

読んでください。

 

ちなみに外宮は左側通行です(内宮は右側通行)。

なんか深いわけがあるのかなあと思って、以前、取材のときに神宮の方に聞いたことがあるのですが、

単に手水舎のある位置の関係と説明されました。

外宮はこの橋を渡って左側に手水舎があり、内宮は橋の右側に手水舎があります。

そのときついでに、真ん中は神様が通る道だから通っちゃダメなんですか? と聞いたんですが、

そんなことはありませんとやんわり否定されました。

なので、僕はどの神社を参拝するときもあまりどこを通るかは気にしてません。

 

さて、今回の伊勢参拝は娘のはじめての伊勢参拝ということで、正式参拝をしようと決めていました。

正式参拝とは御垣内参拝ともいって、一般の人が参拝するところからひとつ内側に入って参拝することです。

社務所でお願いして遷宮のための御造営資金を寄付するとその資格が得られます(そのほか、伊勢神宮の崇敬会に入っても参拝できます)。

外宮に着くとまず、社務所へ行き、御祈祷の申し込みをして、同時に正式参拝のお願いをしました。

以前はそうでもなかったんですが、最近は御朱印ブームで、社務所の窓口がけっこう混んでました。

 

で、まずはご祈祷から。

ご祈祷は神楽殿でやっていただけます。待合所でしばし待ち、ほかにも申し込まれた方がいて、数組と一緒に神楽殿に案内されます。

で、僕らが申し込んだのはご祈祷だけなんですが、一緒に神楽殿に入られた方が神楽奉納をされていたようで、

神楽まで拝見することができました。なんともラッキー。

これ、運がよければこういうことがあります。

以前、伊勢神宮の本を作った時に印税代わりに内宮で大神楽を奉納させていただいたのですが、これがすごいのなんの。

通常の神楽の後、ラスボスみたいのが出てきて、神楽を長時間楽しめました。

で、一緒にいた年配の夫婦は終わった後、こんなに神楽が長いのは初めてとびっくりされてました。

あれ、僕が大神楽を申し込んで、同じタイミングでそのご夫婦が神楽殿に上がったからなんです。

なので、神楽を奉納される方がいない場合は、ただ名前を読み上げられて終わりです。

うちの家族はそう思ってたので、神楽が始まって「? なんで?」となったみたいです。

伊勢神宮のラッキーその1です。

 

さて、お次は正式参拝です。

正式参拝のお願いをして式年遷宮の造営資金の寄付をすると金額に応じてこのようなカードをいただけます。

僕は今回は5000円寄付させていただきました。

このカード1枚につき1人が両宮1回ずつ正式参拝することができます。

ここポイント。1枚につき1人なんです。ぼくら家族3人で来てます。

本来なら僕一人しか入れないんですが、ご正宮前の神職さんにお願いしたら家族3人そろって入れていただけました。

伊勢神宮のラッキーその2です。ありがとうございます、神職さん。

 

正式参拝は普通の参拝と比べるとありがたさ倍増です。

普段は入れないところに入れるという高揚感と、その清浄たる聖域から感じる何とも言えない幸福感。

何度か経験してるんですが、毎回緊張します。

ご正宮では個人的なお願いはしない方がよいと言われていますが、あの前に立つと恐れ多くて自分のお願いなんてできなくなります。

時間にするとほんの数分なんですが、本当にとても貴重な体験ができます。

機会があればみなさんもぜひ体験されてください。

ただし、正式参拝するには服装チェックがありますので、ラフな格好では参拝できません。

男性はジャケットにネクタイに革靴。ブーツやスニーカーはNGです。

女性は難しいんですが、とにかく派手でないもの。

以前、松尾さんと一緒に正式参拝したことがあるんですが、その時も、「ちょっとおしゃれすぎます」と言われ、ぎりぎりでした。

正直、「おしゃれ」の基準は難しいです・・・。

 

 

正式参拝を終えた後に。11時くらいです。

このあと、外宮内の別宮に向かいます。

まずは風宮。

かざひの文庫の守り神シナツヒコが祀られています。

松尾たいこさんが描いてくれたシナツヒコです(『古事記ゆる神様100図鑑』より)。

次は石段の上にある多賀宮。

こちらは古殿地です。右側にかすかに写ってるのが現在のご社殿です。

式年遷宮は20年ごとに社殿や宝物などを一新する儀式。

前回の式年遷宮が平成25年/2013年だったので、次回は15年後です。

多賀宮には豊受大御神の荒御魂(あらみたま)が祀られています。

ここでは個人的なお願いをしてもいいと言われているので、お願い事はこちらでどうぞ。

 

外宮には他にも土宮、下御井神社、四至神、大津神社などもあります。

お時間ある方はぜひじっくりとご参拝ください。

神社以外にもパワースポットとして人気なのが三ツ石。

もともとこの辺りは五十鈴川の支流が流れていたようで、その頃の名残だそうです。

式年遷宮の際にはここで川原大祓という儀式が行われます。

パワーをもらおうと手かざしをしてる人がときどきいますが、神聖な場所なのでご遠慮下さいとのことです。

以前、ガイドのおじさんが面白い話をしていました。

こちらを訪れた自民党の麻生副総理(当時は総理)がこの三ツ石に手かざししたそうですが、

次の選挙で大敗したそうです。

なのでご利益はありませんから、手かざしはしても意味ありませんよって。

そんなことが語り継がれる麻生さんも気の毒ですが・・・。

 

さて、外宮参拝を終え、体が冷えてきたので、休憩です。

ほんとはすぐ近くにある月夜見宮も行きたかったのですが、

子供がお腹を空かしてきたので、断念。

外宮の入り口近くにある赤福へ。

内宮前のおはらい町通りの赤福はいつも混雑していますが、こちらはわりと空いています。

なので、ゆっくり落ち着いて過ごせるんですね。

この季節はおしるこがあります。

そして赤福。

美味しいです。

ちなみに夏はかき氷が食べられます。これまた美味しいです。

外宮前は昔はずいぶん寂しかったんですが、最近はいろんなお店ができて、楽しめるようになりました。

メンチカツが人気の豚捨さんもありますが、もうお昼なのでつまみ食いは我慢。

僕のお気に入りはボン・ビバンっていうカジュアルフレンチなんですが、

この日は伊勢うどんを食べようということで、歩いて宇治山田駅方面へ向かいます。

10分ほど歩いて到着したのは伊勢うどんのちとせ。

これは月見伊勢うどん。

それまで伊勢うどんって美味しいと思ったことなかったんですが、

この店で食べてから好きになりました。

疲れた体に卵でまろやかになった濃いタレが優しくしみわたります。

美味し。

ちなみにここには玉子伊勢うどんっていうのもあります。

月見と何が違うのかというと、玉子伊勢うどんは最初から玉子が混ざって出てきます。

これも美味しいのですが、僕は月見派。

玉子をほぐす前の濃い味とほぐした後のまろやか味と両方楽しめるのが好きです。

 

このあと、歩いて河崎へ向かいました。

長くなったので次回へ続く。

 

 

 

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