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『はじめてのホツマツタヱ』勉強会メンバーと出雲旅⑩ 須我神社

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稲田神社を後にして次の目的地、須我神社へ向かいます。地名は「須賀」なんですが、神社名は「須我」です。ちと、ややこしい。

前回のブログでも書きましたが、スサノオがこの地へ来て「清々しいなあ」と言ったところから「すが」という地名になったと言います。

そう言われると、なんか清々しいような気もします。

ここはヤマタノオロチを退治したスサノオがイナダヒメと一緒に住んだ場所。日本で最初の「宮」ということで、「日本初之宮」とも呼ばれています。

また、この地でスサノオが「八雲たつ 出雲八重垣 妻ごみに 八重垣つくる その八重垣を」という歌を詠んだことから、「和歌発祥の地」とも呼ばれています。

本殿に掲げられた額の「須我神社」の文字は近衛文麿によるもの。

スサノオの和歌の石碑です。まあ、ホツマやってる人なら、スサノオより先に和歌を詠んだ人はたくさんいるじゃん! ってなりますが、基本、神社は古事記や日本書紀を由来としてるんで、そこは大目に見てください。

こちらの神社、もちろん御祭神はスサノオとイナダヒメ、それにおふたりのお子さん。摂社ではタケミナカタなども祀られています。ただ、ここで祀られているタケミナカタは室町時代に諏訪から呼ばれてきたので、出雲神話とは関係ありません。

ここでも今村先生とトラさんのお話があり、ちょっと時間がおしていたので、こっちはちょっと焦り気味。このあと、奥宮行って、登山しなければならないので。オーバーアクションで時計見たりして、時間ないアピールを健気にする自分。

ちなみに、今回は行きませんでしたが、本殿の背後の山というか丘というか、そこにも右奥のほうから登れるようになっています。10分ちょっとで登れたような。上には小さな祠がありますが、なんだかよくわかりません。無茶苦茶蚊に刺されたのを覚えています。ご興味のある方はどうぞ。

社務所では甘酒も売ってたりして、なんかいい感じでした。

これは駐車場の近くにある神楽の宿。見事な茅葺。苔がきれい。毎年7月にはここで夜神楽があります。

さて、須我神社とは、ここで終わりではありません。そう、奥宮。ここから車で約5分。ここまで来たら奥宮に行かないのはほんともったいない。ということで、もちろん僕らも向かいます。

八雲山です。登山口とあります。これ見るとちょっとビビりますが、お目当ては夫婦岩までは400メートル。サクサク登れば15分くらいです。

山道ということで、今村先生を心配したのですが、今回は先生もみんなと一緒に登り始めました。夫婦岩はぜひ先生に見ていただきたかったので、嬉しかったです。

赤いジャンパーが今村先生。途中で休憩しながらも着実に登られます。先生のお歳を考えるとかなりハードなはず。まわりのみんながフォローして、夫婦岩まで一歩一歩しっかりと歩まれます。

ここで身を清めます。いよいよ聖域です。

ここからちょっと階段が急になって、息が切れます。道の両脇には歌人の歌碑がたくさん並んでいます。

そして登ること数分で正面に見えてきます。

ご神体の夫婦岩です。写真だと伝わりにくいんですが、圧倒されます。

真ん中の大きい岩がスサノオ、左がイナダヒメ、右の小さいのがお子さんです。

別角度からもどうぞ。

もう、感動です。

今村先生もここまで登ってこられました。素晴らしい健脚。みんなも拍手喝采。

ここでまたトラさんが祝詞を唱え、みんなで感謝の祈りを捧げます。こういうところに来るとなかなか帰りたくなくなるというか、ずっといたいというか、立ち去りがたいです。

みんな思い思いに時を過ごしつつ、神気にあたります。

そして、後ろ髪ひかれつつ下山。帰りはなんかあっという間に戻れました。やっぱ下りのほうが楽ですね。

体動かしたんでお腹がすいてきました。そろそろお昼の時間です。

つづく。

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