あけましておめでとうございます。
令和5年、今年でかざひの文庫は10周年を迎えます。
ほんと、「思えば遠く来たもんだ」という感じです。
2012年12月に勤めていた出版社が倒産し、翌年の2013年4月8日(僕と娘の誕生日でもあります)に、
かざひの文庫設立。
経営なんてしたことないし、社長になるなんてこれぽっちも思ってなかったんですが、
やるしかないと、一念発起で衰退著しい出版界という荒波へ、新たな気持ちで飛び込みました。
営業やら広告やら経理やらいろんな人たちで成り立っている出版社です。
なんとかなるさとひとりでやってみて、やっぱり最初はしんどかったです。
が、ラッキーが重なり、いろんな方の支えもあり、ここまでやってこれました。
今思えば、ほんとよく続いたなあと、しみじみ思います。
ほんと、ラッキー。どうやら出版の神様がついてくれていたようです。
今後も奢ることなく、謙虚な気持ちで、与えられたお役目を一所懸命に務めたいと思います。
今年は55歳。GO GOです。
実は数年前、悪性リンパ腫になりまして、闘病しておりました。
亡くなる方もいる病気です。生と死についてリアルに考えました。
そして今、生きています。いや、生かされています。
昨年、経過観察も終わり、とりあえず普通の生活に戻りました。
今年で10周年、55歳、普通の人に戻りました。
ほんとに、新たな気持ちで、再スタートしたいと思います。
命を生む「風」と、命を育てる「日」。
かざひの文庫(風日文庫)は、本を生み、育てます。
本を通して、人と社会が幸せになるように。
それが僕のお役目だと思っています。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。
※写真は昨年の暮れに行った福井の海です。