最近、夢中になっているもの。苔です。
昨年、日ごろお世話になってる方からお誘いをいただき、
もともと苔には興味があったので行ってみたら、これが楽しくて楽しくて、
最近は月に3回ほど、苔教室に通ってます。
苔教室の先生は「苔和道」家元の古屋直人さん。
昨年、假屋崎省吾さんの『メディカルフラワーセラピー』という本を作ったのですが、
ちょうど本を作っている最中に、古屋さんが假屋崎さんとイベントでコラボするということがわかり、
なんとも運命的なものを感じたのでした。
そのイベントは目黒雅叙園で假屋崎さんが毎年行っている百段階段を使った豪華絢爛な個展。
假屋崎さんの活けたお花の足元を苔で飾ったのが古屋さんだったんです。
全く別々なところで知り合ったお二人がこうしてつながるというのが、何とも不思議でした。
この個展では古屋さんのアシスタントとして苔庭作りのお手伝いや、
假屋崎さんのお手伝いとして物販スペースのお手伝いをさせていただきました。
(肝心の苔庭づくりの作業は二日酔いで参加できず・・・。猛省)
假屋崎さんやそのスタッフも僕が古屋さんの弟子(?)と知ってびっくりしてましたね。
で、この苔和道の苔庭作りのお教室ですが、毎回おんなじ木の器を使用します。(家元の手作り)
なので、次のお教室の前に、器を空にしないといけないので、移し替えることになります。
和食器に入れたり、洋皿に盛ったり、これがまた楽しい。一回で二度楽しめるという。
僕は、ただ苔を盛るだけだと面白くないので、必ずなんかアイテムを置いてます。
土偶だったり、埴輪だったり、動物だったり、星の王子様だったり。これがまた楽しい。
苔庭作りの作業中はみんな黙々とやっていて、し~んとしています。ものすごい集中力。
一人の世界にどっぷりつかれるのもいいんですね。時間に追われている主婦やサラリーマンなど、いいと思いますよ。
とくに難しい作法やお勉強をすることもなく、ただ黙々と苔を盛る。
道具はハサミとピンセットだけ。活け花と違って、「あ、切りすぎちゃった、やべえ!」なんてこともありません。
苔は切り貼り自由ですし、何度でもやり直しがききます。
10センチ四方の小さな木の器の中の、小さな世界なんですが、作る人によって全然違うんですね。
ものすごい、個性が出ます。終わった後に他の人の作品を見せてもらうのも楽しいです。
苔も種類がたくさんあり、どれを選ぶかもまた面白いんです。
この苔は乾燥に強いとか、日光に弱いとか、すぐに茶色くなっちゃうとか。
見た目も全然違いますし。その組み合わせによって、無限に世界は広がります。
いや~、楽しいですよ、苔。
こちらのお教室、毎月3~4回、九段下で19時からやってます。だいたい1時間くらいです。
体験の方は3000円で受けることができます。
ご興味ある方はこちらからお問い合わせください。
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