おかげさまで増刷が決まりました。これで4刷りです。
コロナがもう2年も続いてて、おまけに戦争まで起きてしまって、世のなかが混沌としてるなか、未来のことを予言している「日月神示」に注目が集まってるんでしょうね。
「日月神示」っていうのは、戦中から数年にわたって、画家であり神道研究家でもあった岡本天明という方が神がかりして、自動書記で書かれたという神様による啓示の書です。
オリジナルは記号や数字などで書かれていて、書いた本人の岡本天明さんでさえ解読不明でしたが、仲間たちの協力の元、数年がかりで解読し、今にいたっています。
なんと全50巻(未発表の巻もあります)で、内容は、世界情勢や未来の予言、人間の生きる道や健康法、開運方法や死後の世界など、多岐に渡っています。
これ、一人の人間の想像でなんかで書けるわけないので、人以外の何かの力によって書かれたと思わざるを得ないんですよね。
で、原文は独特の言葉遣いで、今の人だとちょっと読みにくいので、それを現代訳で読みやすくしたのが、かざひの文庫で出した『はじめての日月神示』です。
日月神示を世に広めた中矢伸一さんが膨大な神示の中から100個厳選した言葉が並んでいます。
1章 人生訓、ミタマ磨き
2章 食、健康、美
3章 神様と神道の世界
4章 あの世とご先祖の話
5章 私たちの未来と予言
と、このようにわけて選んでもらっています。
予言の章なんかはちょっと怖いことも書いてあるんですが、素直な心で読めば、生きる指針に満ち溢れた、神様の愛情を感じられる内容です。
僕が日月神示に興味を持ち始めたのは大学生の頃。
中矢伸一さんの本を読んだのがきっかけで、その頃の本が今でもあります。
で、久しぶりにその本を開いてみたら、巻末に手書きで中矢さんの名前と電話番号が書いてあったんです。たぶん、僕が調べて連絡取ろうとしてたんでしょうね。
結局、連絡はしなかったんですが、その時の想いが30年近くたって『はじめての日月神示』として結実したかと思うと、すんごい感慨深いです。
中矢さんにお会いした時、その本をお見せして確認したら、以前の住所の電話番号だったそうです。どうやって調べたんだろ、自分(笑)。記念にその本にサインしてもらいました。
日月神示とのご縁はまだあって、原本の発売元になっているのが、かざひの文庫の本の発売元になってもらっている太陽出版なんです。
さらに、日月神示が降ろされたのは千葉県成田市の麻賀多神社というところなんですが、ここ、僕が中学高校時代を過ごしたところとけっこう近い。麻賀多神社はこの周辺に全部で18社あるんですが、僕の中学校のすぐ近くにも麻賀多神社の摂社があったんですね(当時は全く知りませんでしたが)。
数年前から、吉備津神社へ行きたいなあと思っていたら、去年、『岡山県立津山高等学校』という本を出版したのがきっかけで、岡山へ行く機会ができて、その際に念願の吉備津神社参拝もできたんですが、近くに黒住教の本部があるから行くといいよと知人に勧められ、行ってみたらそこでもご縁をいただいて、黒住教さんとのご縁ができました。
なんか最近、岡山きてるなあなんて思ってたら、新しい本の企画でまた岡山に行くことが決まり、なんだなんだ、これは、なんて思ってたところ、よくよく調べてみたら日月神示の岡本天明も岡山出身だったという。
4月29日発売の新刊『呪術と日本昔ばなし』のサブタイトルは「桃太郎の家来はなぜ犬と猿とキジなのか」なんですが、桃太郎も岡山ですしね。
なんか、岡山、来てます。
なんだかとりとめもない話になりましたが、『はじめての日月神示』増刷決定のお知らせでした。
見開きごとに1項目になってます。その日一日のメッセージとして1日1回開いてもいいんじゃないですかね。
と思って、パッと開いたら
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自分の境遇に不足を言ってはなりません。現在を足場として、境遇を美化し、善化して進むのです。そこにこそ神の光が差し込み。喜びの光が現れるのです。逃げてはいけません。逃げ道を作って楽な方へと行けば、迷いの道に入ってしまいます。楽に得たものは、楽に失うのです。
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と書いてありました。
深い。