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『はじめてのホツマツタヱ』勉強会メンバーと出雲旅⑦ 韓竈神社

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阿須伎神社で福耳の宮司様から貴重なお話を伺い、バスに戻って出発です。

いよいよ本日のメインイベント、韓竈神社(からかまじんじゃ)です。

こちらは知る人ぞ知る神社で、出雲出身のお茶の先生に今回の行程表を見てもらった時、

「韓竈行くんか~~~」と驚かれました。そう、かなりマニアック。

山深い中にあり、急斜面を登り、岩と岩の狭い隙間を通ってやっと辿り着くという、一人では決して行きたくない神社です。

けっこうハード目なんで、雨が降ってたら諦めるしかないなあと思ってたんですが、この日も天気予報の雨予想を覆して快晴。一応、合羽持ってきてたんですが、まったく必要なかったです。

で、神社参拝用の駐車場に着いた時、「あれ?」と思いました。ここじゃない・・・。知ってる場所じゃない・・・。

そう、以前来た時には神社の目の前まで車で連れて行ってもらったんですが、今回は大型バスだったため、神社の前までは行けず、ずいぶん離れたところにある駐車場に車を停め、ここから歩いていかなければならないのです。

神社までの道は一応、舗装されてはいるものの、スギの枝や葉が落ちまくっていて、すでに山道感が満載。しかも歩いていくの初めてなんで、これ、あってんのかなあってちょっと不安になりました。

で、15分くらい歩いたんでしょうか。見覚えのある景色が。

左側に川、その先に岩船、右側に鳥居。ここです、韓竈神社。

ちょっと危険な山道なので、足に自信のない人はバスで待機です。残念ながら今村先生も待機組。

鳥居の先に杖が置かれています。僕は手がふさがれる方が怖いので杖は使いません。が、使った方によると、杖があるとないとでは全然疲れが違うそうです。

一応、案内役なんで、先頭きって登り始めました。何度か来てるんで、慣れたもんです。

後ろを振り返るとこんな感じ。上のほうは石段がもう普通の岩で、あまり階段の体をなしていないという登りにくさ。でもまあ、すいすい歩けばトータル10分くらいです。

このへんはちょっと怖いです。気を抜くと滑落します。

手すりのおかげでなんとか登れます。これなかったら怖いだろうなあ。

で、ここを登った先が岩と岩の間をすり抜けるびっくりゾーン。

初めて来たときは「噓でしょ?」と思いました。ガタイのいい人では通り抜けでできません。

あと、閉所恐怖症の人とかもしんどいかも。ここにおしゃれしてくる人はいないと思うけど、通り抜ける時に岩にこすれたりしますんで、汚れてもいい服装でお越しください。

この岩を抜ければそこがゴールです。といっても小さな祠があるだけなんですが。達成感は半端ない。距離的にはそんなにないんで実質15分くらいかなあ。それでも急斜面&悪路なんで汗かきます。みんな途中で上着脱いで登ってましたね。

絵面が川口探検隊ですね(古い!)。

全員そろうまでこのあたりで待機。みんな達成感に浸り高揚しています。写真の右側の岩の上まで登ることができて、岩の間をすり抜ける人を上から見下ろすことができます。ここからの景色も絶景。

みんなが揃ったら、トラさんが祝詞をあげて、みんなで感謝の祈りを捧げます。一体感がすごい。

ここの御祭神はスサノオです。スサノオが新羅に行って帰ってきたときに乗ってたという伝説の岩船が近くの川沿いにあります。

岩船の上にご神木があります。一本杉。気持ちいいです。

トラさんが解説してくれたんですが、ここはもともと修験の山であったろうとのこと。たしかに修行感あります。

近くに鰐淵寺(がくえんじ)というお寺があるのですが、ここは推古天皇の時代に建てられた古刹。武蔵坊弁慶も修行していた有名なお寺なんだそうです。このお寺との関係が深いらしいです。

で、この鰐淵寺はホツマともゆかりがあるんですね。このお寺の僧がホツマを勉強していたことが文献からわかっています。知らんかった。知ってたらこのお寺もコースに入れてたのに・・・。

こちら、おなじみの『ころころ古事記』(松尾たいこ著)。

訪れたころはちょうど紅葉が始まり出していて、バスの車窓からそこここに紅葉が見られました。

疲れた体にしみる。

つづく。

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