本の紹介DETAIL

太古から今に伝わる不滅の教え108

発売 2020/12/21
仕様 四六判・ソフトカバー・244ページ

エリコ・ロウ著 牛嶋浩美イラスト

¥1,650(税込)

商品概要
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シュメール、ケルト、ネイティブアメリカン、アステカ、イヌイット、エジプト、アフリカ、南米、チベット……。

世界中の民族や地域から集めた、あなたを導く珠玉の言葉たち。

●本文テキスト抜粋●
不滅の教え1
「怒りは怒りは自分に盛る毒。」
北米/先住民の格言

ふだんの生活で怒りの解毒剤としてきたのは「笑い」
アメリカで最も長きにわたり不公正で過酷な待遇にあってきた先住民の人々。
それでいて人種差別への怒りと不満で一触即発の黒人社会とは対照的に、温厚な民族性を保てたのは、
この格言を養生訓としてきたからかもしれません。
怒りの有害性は現代医学も認識しています。
怒りを感じれば人の身体は即座に反応、心拍は乱れ、
その信号を察知した脳は理知的な思考より「戦うか逃げるか」に走り、
冷静な判断もしにくくなり、血圧も上昇します。
中国気功では怒りの気(エネルギー)は肝臓への毒素とされ、
チベット仏教でも怒りは無知、欲望と並び、人のすべての苦悩の元となる三毒のひとつで、
この三毒を体内から吐きだす浄化の呼吸法もあります。
北米の先住民の人々がふだんの生活で怒りの解毒剤としてきたのは「笑い」です。
憤慨するとすぐにキレて、あたり構わず何かを蹴飛ばしたりものを投げたりする一部の白人とは異なり、
先住民の人々は怒りを爆発させる代わりにその状況をジョークにして笑い飛ばすことができるのです。
気功でも上級技とされる怒りのエネルギーを笑いに転換する術を、
北米の先住民の人々は幼い頃から実体験で学び、逆境でも心身の健康を守ってきたのです。

第一章 健康な生き方への養生訓
不滅の教え1 怒りは自分に盛る毒。
不滅の教え2 病気はなる前に治せ。
不滅の教え3 歌う人は悲しみを捨てられる。
不滅の教え4 頭と心を清めれば、すべては清まる。
不滅の教え5 身体は知識の神殿。
不滅の教え6 半分食べ、二倍笑い、無制限に愛せ。
不滅の教え7 控えめに食べていても死なないが、食い意地は殺人鬼。少しだけ食べていれば、みごとに生きられる。
不滅の教え8 すべての内臓は一緒に働く。
不滅の教え9 酸味、甘味、苦味、辛味のすべてを味わえ。
不滅の教え10 禁酒したいなら、しらふの時に酔っ払いから学べ。
不滅の教え11 イグルーにはぬくもり、ランプには油、心には平和を。
不滅の教え12 自然から離れれば心が頑なになる。

第二章 落ち込んだ気分を晴らしたい時
不滅の教え13 烏が鷲になる必要はない。
不滅の教え14 昨日のために今日を費やしすぎてはならない。
不滅の教え15 夜が長くても、必ず朝はやってくる。
不滅の教え16 最も暗いのは夜明け前。
不滅の教え17 穏やかな海からは秀でた船乗りは生まれない。
不滅の教え18 庭の日差しは移ろっても太陽が心から去ることはない。
不滅の教え19 金は打たれて輝き出す。
不滅の教え20 不運はあなたの道にだけでなく、どこにでも生える。
不滅の教え21 目に涙がなければ、魂に虹はかからない。
不滅の教え22 いちど熊に噛まれたら、人生はかつてなく甘くなる。
不滅の教え23 あなたが偉大になるためのすべては、すでにあなたのなかにある。
不滅の教え24 崖で競えば山羊は馬より速い。
不滅の教え25 恐れれば真実が見えなくなる。勇気を持って進もう。
不滅の教え26 山のように強く生きろ。
不滅の教え27 木のように凛と歩け。
不滅の教え28 人は山と蟻の中間だ。

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